オーストラリアの暗号資産(暗号通貨)ファンド運営会社DigitalX(デジタルエックス)は、暗号資産業界の「メインストリームへの瞬間」を見据え、業界の「旗手(flag bearer)」としての位置づけを強化する計画を発表しました。特に米国での重要な突破口や世界的な政治的変動を受けて、同社はその準備を進めています。
DigitalXは木曜日に、同社の運営コストを大幅に削減し、$950,000(約614,000ドル)の年間コスト削減を実現したことを発表しました。この削減は、同社のファンド運営チームの再編成を通じて達成されました。
ビットコインファンドは、年間で99%のリターン(利回り)を達成し、複数の期間にわたって競合他社を上回る成果を上げています。例えば、6ヶ月間で12%、3年間で**30%**のリターンを示しています。
一方、Digital Asset Fund(デジタル資産ファンド)は、過去5年間で**526%**のリターンを記録しており、最新の株主向けアップデートによれば、直近の四半期でのわずかな減少(2.1%)にも関わらず、依然として大きな成果を上げています。
今年に入ってからの暗号資産市場は大きな成長を見せており、ビットコインは106%の上昇を記録して$87,500となっています。さらに、米国でのスポットビットコインやイーサリアムの上場投資信託(ETF)の導入や、共和党の大統領選挙での勝利が、暗号資産に関する明確な規制の道を開くものと期待されています。
DigitalXは、2つの異なるビットコイン投資商品を提供しています。1つは卸売投資家向けのビットコインファンド、もう1つは小売投資家向けの**ビットコインETF(BTXX)**です。それぞれ異なる構造とアクセス方法を提供し、ビットコインへのエクスポージャーを提供しています。
DigitalXのスポットビットコインETFは、2024年7月にオーストラリア証券取引所(ASX)に上場され、同国のいくつかの暗号通貨ETFの中で取引されています。その他の暗号通貨ETFには、VanEckのVBTCや、Cboe Australiaに上場しているGlobal X 21SharesのEBTC、MonochromeのIBTCなどがあります。
このように、DigitalXは暗号通貨市場での活動を積極的に拡大しており、ビットコインへの投資機会を提供しています。また、暗号資産の規制や市場の動向に合わせて戦略的に運営コストを削減し、成長を続けています。