XRP、45日ぶり高値を記録――「グッピー指標」が示す上昇トレンドとは

XRP(リップル)は、CoinDeskのアナリストでありCMT(Chartered Market Technician)であるオムカー・ゴッドボール(@OmkarGodbole)による最新のテクニカル分析に基づき、注目すべき上昇を見せた。

2025年7月9日(水)、米国の早朝時間にXRPの価格は一時2.83ドルまで上昇し、5月23日以来の高値を記録した。これは、グッピー・マルチプル移動平均(GMMA)指標が強気シグナルを点灯させたことによるものだ。

グッピー指標とは何か?

グッピー・マルチプル移動平均(Guppy Multiple Moving Average:GMMA)は、以下のように構成されるテクニカル指標だ。

  • 短期EMA(指数平滑移動平均):3日〜15日の6本の平均線
  • 長期EMA:30日〜60日の6本の平均線

この12本の線がリボンのように重なり合い、価格トレンドの強さや転換点を可視化する。

強気シグナルが点灯

今回のXRPの動きで注目すべきは、短期EMA群が長期EMA群を上抜ける**強気のクロスオーバー(交差)**が発生したことだ。これは、価格が今後さらに上昇する可能性が高いことを示す。

テクニカル分析によれば、XRPは今後、5月14日に記録された高値2.649ドルを目指す展開もあり得るという。

チャート分析の意義

今回のようにGMMAが示すシグナルを読み解くことで、市場の本質的なトレンドの方向性を早期に察知できる。XRPに限らず、仮想通貨(暗号資産)全般において、テクニカル分析は重要な判断材料である。

まとめ

  • XRPは45日ぶりの高値2.83ドルを記録
  • 原因はGMMAによる強気シグナル
  • 今後の上昇目標は2.649ドル(5月14日高値)

用語解説

  • XRP:Ripple社が発行する暗号資産。送金ネットワークに特化している。
  • EMA(指数平滑移動平均):直近の価格により重みを置いた移動平均。反応が速く、短期トレンドの分析に使われる。
  • GMMA(グッピー指標):複数のEMAを重ねてトレンド転換を視覚化する手法。

注意書き

本記事は投資助言を目的としたものではなく、情報提供のみを目的としている。投資判断は自己責任で行うこと。

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