スタンダードチャータード、ノルウェー政府系ファンドの最新ビットコイン購入報告を発表
出典: https://cryptonews.net/news/finance/31448226/
ノルウェーの政府系ファンド、ビットコイン関連投資を83%増加
ノルウェーのノルゲバンク投資運用(NBIM)は、資産額が1.7兆ドルとなり、世界最大の政府系ファンドである。このファンドは、2023年第2四半期において、ビットコイン関連の投資を83%増加させた。
NBIMは、MicroStrategyや「日本のMicroStrategy」と呼ばれるMetaplanetの持ち株を通じて、間接的にビットコインに投資している。スタンダードチャータードのデジタル資産リサーチ責任者であるジェフリー・ケンドリック(@G_Kendrick)による分析によれば、NBIMは米国証券取引委員会(SEC)に提出した13Fファイリングを確認し、ビットコイン相当のポジションを6,200 BTCから11,400 BTCに増加させたという。
ケンドリックは、「注目すべき点は、ノルゲバンクがビットコインにアクセスするための直接的な手段としてMSTR(MicroStrategyの略称)を利用していることだ。一四半期での83%の増加は、積極的な姿勢を示している」と述べた。
ケンドリックは以前に、政府系ファンドや公共機関が間接的にビットコインに投資する傾向が高まっているという分析を発表している。また、2月には、もっと多くの政府系ファンドがビットコインにエクスポージャーを持つと予測していた。
暗号資産市場で最も楽観的なアナリストの一人であるケンドリックは、先月、ビットコインの値が9月30日までに135,000ドル、年末までに200,000ドルに達すると繰り返し示した。また、2028年の予測は500,000ドルを維持している。
さらに、ケンドリックは、イーサリアムの年末価格目標を7,500ドルに引き上げ、2028年には25,000ドルに達すると予測している。また、BNBが2,775ドル、アバランチのAVAXトークンが250ドル、XRPが12.50ドルに達する可能性があるという。ケンドリックによると、安定コインの時価総額は2028年末までに2兆ドルに近づく見込みだ。
まとめ
ノルゲバンク投資運用(NBIM)は、ビットコイン関連投資を大幅に増加させ、特にMicroStrategy株が主な要因となっている。ケンドリック氏は、政府系ファンドの間でビットコインへの間接投資が広がっていると指摘。また、ビットコインの価格予測も上昇している。これらの動向は、世界の暗号資産市場における新たな潮流を反映している。
用語説明
- 政府系ファンド:国家が資産を運用するためのファンド。主に外貨準備や資源収入を運用する。
- ビットコイン(BTC):最初の暗号通貨で、ブロックチェーン技術を基にしたデジタル通貨。
- MicroStrategy:ビジネスインテリジェンス企業で、ビットコインに大規模に投資している。
- イーサリアム(ETH):ブロックチェーン技術を利用したプラットフォームで、スマートコントラクト(契約の自動化機能)を提供。
- 安定コイン:価格が安定するように設計された暗号資産。