RaribleとCelo Foundationが共同で、環境に配慮したプロジェクトに特化したNFTマーケットプレイス「Celosphere」を立ち上げる。この新しいマーケットプレイスは、カーボン・ネガティブなCeloのブロックチェーン上に構築されており、すでにPlastiksやEcosapiensなどのプロジェクトが参加している。

RaribleとCelo Foundationの提携により、環境に優しいプロジェクトに特化したNFTマーケットプレイス「Celosphere」が発表された。Celosphereは、モバイルアクセシビリティを重視したカーボンネガティブなイーサリアムL2ブロックチェーンネットワークであるCelo上で動作し、RaribleXという統合ソリューションを採用している。これにより、カスタマイズされたNFTプラットフォームの作成が可能となる。

Celosphereでは、ユーザーは環境に配慮した取り組みを支援しながら、デジタルコレクションの売買や取引に参加できる。初期のNFTプロジェクトには、トークン化された「プラスチック回収証明書」を提供する「Plastiks」が含まれている。また、「Ecosapiens」はデジタルコレクションを通じて気候変動対策を提唱するコミュニティであり、「STEWARD」は、世界の生態系保護に専念する非営利団体や先住民組織を支援するNFTコレクションである。

さらに注目すべきプロジェクトとして、「Maya Spirits」がある。これはメキシコに本拠を置き、ブロックチェーンとアートを活用してCalakmulのジャングルの環境保全に取り組む組織である。

マーケットプレイスの立ち上げを記念して、Celosphereは「Celo Creators Fund」という報酬プログラムを導入する。このプログラムでは、アーティストや企業が影響力のあるNFTコレクションを開発することを奨励し、150,000 USDCを提供する。作品の募集は4月24日までとなっている。