Floki(フロキ)が価格高騰――Coinbase上場計画発表で5カ月ぶりの高値

Floki(フロキ)とは?

**Floki(FLOKI)**は、**Ethereum(イーサリアム)**ベースのミームコイン(Meme Coin)であり、犬をテーマにした仮想通貨の一つだ。その名前は、イーロン・マスク(Elon Musk)の実際の飼い犬にちなんでいる。

金曜日、アメリカの主要な仮想通貨取引所である**Coinbase(コインベース)**が、FLOKIを上場の候補リスト(Listing Roadmap)に追加したと発表した。このニュースを受けて、FLOKIは急騰し、5カ月ぶりの高値である0.00027ドルを超えた。


短時間での急上昇

CoinGeckoのデータによれば、FLOKIの価格は1時間足らずで21%も上昇した。この24時間で16%の価格上昇を記録し、1週間ではほぼ2倍にまで成長している。一方で、仮想通貨全体が最近の急上昇後に調整局面を迎える中で、一部の下落を克服した形だ。


Coinbaseの上場候補リストとは?

CoinbaseのListing Roadmapは、中央集権型取引所であるCoinbaseが将来的に上場を検討している仮想通貨を示すリストである。このリストへの追加が必ずしも現物取引(Spot Trading)の開始を意味するわけではない。しかし、最近ではこのプロセスが急速に進んでいることが見て取れる。

水曜日には、CoinbaseがEthereumのミームコインである**Pepe(PEPE)とSolanaのDogwifhat(WIF)をロードマップに追加した。その同日中に両通貨の現物取引が開始され、PEPEは史上最高値を記録した。また、同日に投資アプリのRobinhood(ロビンフッド)**もPEPEのサポートを開始し、その認知度がさらに高まった。


ミームコインの台頭とFlokiの位置

これら3つのミームコイン(FLOKI、PEPE、WIF)は、時価総額ランキングで世界のトップ50に入る仮想通貨となっている(CoinGecko調べ)。これまでCoinbaseは、競合他社に比べてミームコインの採用に慎重であった。しかし、先週のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の選挙勝利後、規制緩和が進む可能性を受けて、より迅速な対応を見せている。


ビットコインとドージコインの動向

主要な仮想通貨は過去1週間半で急騰している。ビットコイン(Bitcoin)は史上最高値である93,000ドル(約1,400万円)を記録し、これまでの最高値を約2万ドル上回った。これは選挙日を契機にしたものである。

一方、ミームコイン市場をけん引してきた**Dogecoin(ドージコイン:DOGE)**は、今週初めに3年ぶりの高値を記録し、1週間で価格を2倍以上に伸ばした。しかし、現在では市場の勢いが冷め、DOGEは1日の下落率が4%近くに達している。この結果、FLOKIのような他のミームコインが注目を集める状況となっている。


Flokiの将来性

CoinbaseがFLOKIを上場させるかどうかは確実ではないものの、そのニュースだけで市場の関心が急増していることは明らかだ。ミームコイン市場は、ビットコインやイーサリアムと異なる投資家層を引き付けており、規制緩和の可能性がその成長をさらに後押ししている。

Flokiは、短期間で価格が2倍になるほどの注目を集めており、ミームコイン市場の新たなスターとしてその地位を固めつつあると言える。

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