ミーム系暗号資産として人気のShiba Inu(SHIB/シバイヌ)(公式X)は、16カ月ぶりの安値**0.00001005ドル(約0.0015円)**を記録した直後、**大口投資家(通称:クジラ)**による大量購入により価格が急反発した。
**CoinDesk(コインデスク)のAIリサーチによると、今週月曜日に104億枚(10.4兆SHIB)が購入され、その総額は1億1000万ドル(約16.6億円)**を超え、過去5カ月で最大規模の単日購入量となった。
市場の反応とテクニカル動向
この大量購入が影響し、SHIBの価格は日曜日の底値から約17%の反発を見せた。
一方で、仮想通貨市場全体は、中東情勢に対する初期反応から徐々に安定へと向かっている。ビットコイン(BTC)は一時10万ドルを割ったものの、現在は**約10万6000ドル(約1,601万円)**で取引されている。
SHIBは、チャート上で**「高値切り上げ」の傾向を持つ上昇チャネル**を形成しており、0.00001158ドル付近で強い出来高サポートを獲得した。
この価格帯では、24時間の取引量が4390億SHIBに達し、通常の平均を大きく上回った。これは、同価格帯で「買い」が集中していることを示しており、0.00001175ドルのレジスタンスを突破できれば、更なる上昇が期待される。
直近の動きとAI分析
- 6月25日午前7:06~8:05の60分間で、価格は**0.00001169→0.00001171ドル(+0.2%)**へ微増。
- 午前7:25~7:27の間には取引量が123億SHIBに達し、当日の最高値0.00001175ドルを記録。
- 8:03には小幅な反落があり、0.00001171ドルのサポートが再テストされた。
CoinDeskのAIは、これらの動きが「短期的な調整フェーズ」である可能性を示唆している。
まとめ
SHIBは、クジラの爆買いにより16カ月ぶりの底値から劇的な反発を遂げた。
チャート分析では、サポートラインでの買い増しが確認されており、今後も上昇基調が続く可能性がある。特に0.00001175ドルのレジスタンス突破がカギである。
用語説明
- SHIB(Shiba Inu):柴犬をモチーフにしたミームコイン。Ethereum(イーサリアム)ベースで開発されている。
- クジラ(Whale):仮想通貨市場における大口保有者。1回の取引で価格に大きな影響を与える。
- レジスタンス(抵抗線):価格が上昇しても跳ね返されやすい水準。
- サポート(支持線):価格が下落しても下げ止まりやすい水準。
注意書き
仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではない。当サイトでは一切の責任を負わないため、自己責任において行動してほしい。