エミレーツ航空が仮想通貨決済導入へ──Crypto.comと提携、BTCで航空券購入可能に
中東・ドバイを拠点に世界中へ運航する航空大手**エミレーツ航空(Emirates)**が、仮想通貨の世界に本格参入する。
同社は、世界的な暗号資産取引所**Crypto.com(公式サイト)と仮想通貨決済に関する予備契約(MoU)**を締結。今後、ビットコイン(BTC)やその他の仮想通貨で航空券の支払いが可能になる。
Crypto.comとの提携で「飛行機×暗号資産」の実現へ
今回の提携により、以下のような決済機能がエミレーツ航空で実現される予定:
- 航空券購入にBTCやアルトコインを使用可能
- 決済インフラはCrypto.com経由で提供
- 将来的にはマイレージ連携やNFT導入も視野に
このニュースは、@DeItaone(ウォルター・ブルームバーグ)の報道でも拡散された。
UAEの戦略:「世界の仮想通貨ハブ」を目指す
エミレーツ航空の副社長 兼 CCO(最高商業責任者)アドナン・カズム氏は、次のようにコメントしている。
「この取り組みは、UAE(アラブ首長国連邦)を仮想通貨導入の世界的中心地にするという計画の一環だ」
アブダビやドバイではすでにWeb3企業誘致・規制緩和・独自ライセンス制度などが進んでおり、航空業界もその流れに合流しつつある。
グローバル航空×暗号資産の可能性
エミレーツ航空のようなグローバルブランドが仮想通貨を導入することで、以下のような影響が見込まれる:
- 旅行・観光業とWeb3の融合
- 法定通貨以外での国際的な決済促進
- ブロックチェーン活用による新たな顧客体験の創出(例:NFT搭乗券)
まとめ
- エミレーツ航空がCrypto.comと提携し、BTC等で航空券決済が可能に
- UAE政府の仮想通貨政策と連動し、世界的なWeb3拠点化を狙う
- 今後、マイレージやNFTとの連携も展開予定
用語解説
- MoU(Memorandum of Understanding):法的拘束力はないが、合意に向けた枠組みを示す予備契約。
- Crypto.com:シンガポール拠点の大手暗号資産取引所。決済サービスやカード発行など多角展開。
- アドナン・カズム氏:エミレーツ航空の副社長 兼 CCO(Chief Commercial Officer)。
注意書き
本記事は投資助言ではなく、ニュースに基づく情報提供を目的としている。仮想通貨の法制度や利用環境は国ごとに異なるため、実際の利用時には確認が必要。