【アメックスのシステム更新通知でRipple(リップル)統合の憶測再燃】
暗号資産(仮想通貨)コミュニティの間で、Ripple(リップル)社のインフラが従来の金融システムに統合されつつあるのではないかという憶測が広がっている。
発端は、**アメリカン・エキスプレス(American Express、以下アメックス)**が最近、顧客向けに「海外送金およびワイヤートランスファーの遅延」に関する通知を出したことにある。
アメックスの通知内容と背景
アメックスが示した遅延の理由は、次の2点である:
- 米連邦準備制度(FRB)のシステムアップデート
- 自社の広範なシステム刷新
技術的な詳細は公開されていないが、これがRipple統合の一環である可能性があるとする声が高まっている。というのも、アメックスとRippleは過去に国際送金ソリューションにおいて提携実績があるからだ。
コミュニティの反応:Xでも話題に
暗号資産メディア「Black Swan Capitalist」のVersan氏(@VersanKhan)をはじめとする多くの著名アカウントがX上で「これはRippleのxCurrentまたはODL(On-Demand Liquidity)導入の布石では」と指摘。
これまで非公開だったRippleの採用事例が、今後はより表面化してくる可能性もある。
Ripple統合の可能性と注目点
現時点ではアメックスから正式なRipple導入の発表はないものの、以下の点が注目されている:
- 既存インフラの「アップグレード」という表現
- 送金関連のみを対象とした通知内容
- 過去のRippleとの提携履歴
これらの状況証拠が、コミュニティの推測を後押ししている。
🧾まとめ
アメックスによる送金遅延の通知は、表向きにはシステム更新だが、その背後にRipple技術の統合がある可能性も否定できない。今後、従来型金融機関とブロックチェーン技術の融合が加速するなかで、アメックスの動向は注視すべきポイントである。
📘用語解説
- Ripple(リップル):国際送金に特化したブロックチェーン企業。xCurrentやODLなどの製品を展開。
- ODL(オンデマンド流動性):Rippleが提供する即時決済ソリューション。XRPを介してリアルタイム送金を可能にする。
- ワイヤートランスファー:銀行間での国際送金方法。処理時間やコストの面で課題が多い。
🔗参考リンク
- 記事元(cryptonews.net)
- 出典:beincrypto.com
- Ripple公式X(@Ripple)
- Versan(@VersanKhan)
- American Express公式X(@AmericanExpress)