ビットコインに1533%の清算偏り──ベア派の一掃と強まるブル派の信頼
2025年6月、ビットコイン(BTC)の市場では、ショート(下落予想)ポジションの大量清算が発生し、強気(ブル)派が優勢であることを示す顕著な動きが確認された。
わずか数時間で1億ドル超の清算
データ分析プラットフォーム「Coinglass(公式サイト)」によると、数時間のうちにビットコインに関連する清算総額は1億2350万ドル(約179億円)に達した。
そのうち約9596万ドル(約139億円)が「ショートポジション(価格下落を見込んだ取引)」の強制清算であり、「ロングポジション(価格上昇を見込んだ取引)」の清算はわずか638万ドル(約9.2億円)にとどまった。
この差はなんと1533%──ロング派が圧倒的に有利な市場状況であることを示している。
ブル派の勢いが継続か?
こうした大規模な清算バランスの偏りは、相場の転換点を意味することが多い。実際、ショートポジションを取っていた投資家たちがポジションを巻き戻し、新たにロング(上昇期待)に転じる動きも見られている。
これは、ビットコインの価格が今後も上昇基調を続けるという「市場のコンセンサス(総意)」が形成されつつある証とも言える。
まとめ
・ビットコインの清算総額が数時間で1億2350万ドルに
・そのうち約96%がショートポジションの清算
・ロング:ショートの清算比率は1533%の開き
・ブル派(上昇期待)が市場で主導権を握っている状況が続く
用語説明
- 清算(Liquidation): 証拠金が不足した際に、強制的に取引を終了させる処理。仮想通貨では価格急変時に頻発する。
- ロング(Long): 資産価格の上昇を予想して買いポジションを取ること。
- ショート(Short): 資産価格の下落を予想して売りポジションを取ること。
注意書き
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