大手暗号通貨取引所バイナンスが、人気のソラナ・ミームコインであるDogwifhat ($WIF)を上場する予定である。
3月5日午前9時（米国東部標準時間）に予定されている上場では、4つの新しい取引ペアが導入される。WIF/BTC、WIF/USDT、WIF/FDUSD、WIF/TRY。これにより、ユーザーは取引に備えてWIFを入金することができ、出金は3月6日午前9時（米国東部標準時）に開始される予定だ。Binanceは、WIFの上場手数料を徴収しないと発表した。
$WIFはソラナのtop-memecoinsの1つとして浮上し、過去1週間で236％以上上昇している。現在、価格1.86ドル、時価総額18.6億ドルの$WIFは、過去24時間に6億ドル近い取引量を記録した。Binanceの上場のニュースを受けて、このメメコインは過去24時間で10%以上上昇した。
$WIFの保有者はX（ツイッター）上で活発に活動していることで知られているため、多くの人がこの発表が遅きに失したとしてプラットフォームで祝福したのは驚くことではない。人気暗号通貨トレーダーのAnsemは、「WIFがETHやBNB、USDTやUSDCのようなステーブルコイン以外のあらゆるアルトコインの中で最もオンチェーン取引量が多い」と指摘し、上場を歓迎した。
暗号通貨トレーダーでRekt Guyの共同設立者であるOSF氏は、3月3日に主要な取引所の上場がなかったことにも疑問を呈していた。「WIFのストーリーは魔法のようだ。ホルダーではなかったが、最初から見ていた。」
WIFに注意喚起の「シードタグ（識別子）」を適用することで、バイナンスはこのトークンを平均よりも高いリスクプロファイルを持ち、ボラティリティが上昇する可能性があると指定した。このラベルは、有望ではあるものの、重大な不確実性を伴う未開拓のプロジェクトにのみ貼られます。その結果、シードタグが付けられたトークンに興味を持つトレーダーは、取引アクセスを得るために特定のクイズを隔年で完了する必要があり、これは情報に基づいた取引とリスク認識を促進するバイナンスの試みである。
「Dogwifhat」はニット帽をかぶった柴犬の写真を基にしたものだ。ミームコインのサイクルに投機的な熱狂を取り入れ、その結果、非常に気まぐれな市場が形成されている。WIFは、ソラナ上のミームコインで、手数料の安さもあって熱狂が集まっている。この状況は、かつての「Dogecoin」や「Shiba Inu」のようなパラボリックな上昇（バブル前の兆候）を経験した暗号通貨市場を思わせる。
取引所は、WIFの新規性とリスク要因についてトレーダーに注意を促し、詳しい調査とリスク管理戦略を提唱している。今回の上場はDogwifhatの知名度と流動性を高め、トークンに幅広い投資家層を呼び込む可能性がある。しかし、新しく上場されたトークン、特にシードタグの付いたトークンの取引には、自分の投資哲学とリスク許容度に沿ったたアプローチが必要である。
BinanceがDogwifhatを取引プラットフォームに追加することは、このようなトークンの素早い成長とコミュニティ主導の性質に対する市場の需要と文化的価値を示している。最近、ブルームバーグが放送中に「ミームコインの時代が帰ってきた」というバナーを掲げ、カメラ前のホストがミームコインへの関心の再燃を歓迎したことで、このトレンドが認識された。
