COMPトークンは再び100ドルを超えるか
Compoundの価格予測と今後の可能性
2024年末、Compound(COMP)の価格は一時121ドルを突破し、ビットコイン主導の仮想通貨全体の上昇相場の恩恵を受けた。
しかしその後は下落傾向に入り、2025年5月末時点では40ドル前後まで値を下げている。
その後、6月10日には一時60.7ドルまで回復したが、6月27日時点では45.84ドルまで再び反落している。
では、COMPは再び100ドルを超えることができるのか──?今後の価格予測と投資判断の参考となる要素を整理する。
Compoundとは何か?
Compoundは、イーサリアム上に構築された分散型金融(DeFi)プロトコルであり、中央管理者を介さずに暗号資産の貸借が可能な仕組みを提供している。
資金の供給者(レンダー)は資産をプールに預けて利息を得られ、借り手(ボロワー)は担保を提供することでローンを受けることができる。
このプロトコルのネイティブトークンがCOMPであり、主に**ガバナンストークン(*注1)**として利用される。
COMPの価格予測(2025〜2030)
市場アナリストによると、現在の40〜60ドルレンジは「蓄積ゾーン」である可能性があり、長期的には再び上昇フェーズに入る余地があるとされる。
- 2025年予測:80〜110ドル
- 2030年予測:150〜200ドル以上
この見通しは、CompoundがDeFi市場での存在感を維持し、利用者が安定的に増加していくことを前提としている。
100ドル突破のカギは?
価格の回復には以下のような要因が必要とされている:
- DeFi市場全体の資金流入増加
- イーサリアム基盤の信頼性強化
- ガバナンス機能の強化とアップデート実施
- 他のL2チェーン(Arbitrumなど)との連携
現在のCOMP価格は割安と見る向きも多く、ガバナンス参加や利回りの高さに魅力を感じる投資家も徐々に増えてきている。
まとめ
- COMPは2024年末に121ドルを記録したが、その後下落し現在は45ドル前後で推移。
- CompoundはDeFiの中心的プロトコルであり、長期的な潜在力が評価されている。
- アナリスト予測では2025年に再び100ドル台を超える可能性も示唆されている。
- 今後のアップデートや提携次第で、投資価値が大きく変化する余地がある。
用語説明
- Compound(コンパウンド):公式サイト。暗号資産の貸し借りをスマートコントラクトで行えるDeFiプロトコル。
- COMP:Compoundプロトコルのネイティブトークンで、ガバナンス参加や提案・投票に使用される。
- *注1 ガバナンストークン:プロジェクトの運営に関する意思決定(提案・投票)に参加する権利を持つトークン。
- DeFi(Decentralized Finance):中央管理者を持たない金融サービスの総称。ブロックチェーン技術によって運用される。
注意書き
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