第1回 リップル(XRP)とは何か?仕組みと特徴を徹底解説

リップル(XRP)は、仮想通貨市場の中でも特に知名度が高い銘柄である。

しかし「リップルとXRPの違いがよく分からない」「他の仮想通貨とどう違うのか」という疑問を持つ投資家は多い。

本稿では、XRPの基本的な仕組みや特徴、そして歴史的背景を整理し、投資家にとっての理解を深めることを目的とする。


リップルとXRPの違い

まず押さえるべきは「リップル」と「XRP」が同義ではないという点である。

  • リップル(Ripple):米Ripple Labs社が運営する国際送金ネットワーク「RippleNet」を指す。
    (出典:Caleb & Brown『What is XRP (Ripple)? A Beginner's Guide』, 2023年)
    calebandbrown.com
  • XRP:RippleNetのブリッジ通貨として利用される暗号資産。XRP Ledger(分散型台帳)上で発行・取引される。
    (出典:XRPL公式サイト『What Is XRP?』, 更新日:2025年)
    xrpl.org

この違いを正しく理解することが、リップルに投資する上での第一歩である。


XRPの特徴

1. 高速送金

XRPは平均3〜5秒で取引が確定する。従来の銀行間送金が数日かかることを考えると、圧倒的な速さである。
(出典:XRPL公式サイト『What Is XRP?』, 2025年)

2. 低コスト

送金手数料は数円以下に抑えられており、銀行送金や他の暗号資産と比較しても安価である。
(出典:Corporate Finance Institute『What is Ripple?』, 2022年)
corporatefinanceinstitute.com

3. ブリッジ通貨としての利用

XRPは異なる法定通貨間の送金を仲介する「ブリッジ通貨」として機能する。これにより、ドル・円・ユーロなどの国際送金が効率的に行える。
(出典:Investopedia『What Is the Role Of XRP In Ripple's Ecosystem?』, 2018-04-17)
investopedia.com


歴史的背景

XRP Ledger(XRPL)は2012年に開発され、ビットコインに次ぐ歴史を持つ暗号資産のひとつである。
リリース当初から「国際送金」を目的とした設計であり、金融機関や企業との連携を通じて利用が拡大してきた。

(出典:Wikipedia『XRP Ledger』, 最終更新:2025年)
en.wikipedia.org


NBX編集部の視点

XRPは単なる投機対象ではなく、実需を伴う「送金に強い暗号資産」であることが他のアルトコインとの差別化ポイントだ。
ただし、後述するSECとの裁判問題など不確実性も残っており、投資対象としては「期待とリスクが表裏一体」である。


まとめ

  • リップル(Ripple)は企業・ネットワーク、XRPはその暗号資産である。
  • XRPは高速・低コスト・ブリッジ通貨という3つの強みを持つ。
  • 2012年から続く歴史を持ち、国際送金の分野に特化している。

本シリーズの次回は、リップル価格の最新チャートと過去推移の分析を取り上げる。投資判断に役立つデータをNBXが解説する。

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