Bitwise、Rippleと提携してXRP ETPをリブランディング
仮想通貨関連のETF（上場投資信託）を発行するBitwise Asset Managementは、ヨーロッパ市場向けに提供しているXRPのETP（Exchange-Traded Product、上場投資商品）をリブランディングし、Ripple（公式サイト）の支援を得て新たな展開を開始した。
新名称と背景
2024年11月27日のプレスリリースによれば、このETPは「Bitwise Physical XRP ETP（GXRP）」という名称に変更された。この変更に伴い、Rippleはこのリブランディングされた商品に投資することを発表している。ただし、投資額については公開されていない。
Bitwise Physical XRP ETPは、2022年にローンチされた完全裏付け型の商品であり、主にヨーロッパの投資家に向けてXRPへのアクセスを提供することを目的としている。この商品は、ドイツの金融規制当局によって承認された目論見書の下で発行されている。
リップルCEOのコメント
RippleのCEO、**Brad Garlinghouse（@bgarlinghouse）**は、米国における仮想通貨規制環境が「ようやく明確化してきている」と述べ、グローバルな仮想通貨投資への需要が加速し、仮想通貨ETPの需要がさらに高まると見込んでいるとコメントしている。
Bitwiseの成長戦略
Bitwiseは現在、顧客資産総額100億ドルを管理しており、ヨーロッパのETP発行企業であるETC Groupや非カストディアルのイーサリアムステーキングサービスであるAttestantの買収も行っている。また、米国規制当局に対してビットコインとイーサリアムを組み合わせた新しいETFの提案を提出しており、ポートフォリオのバランスを取る商品として高い投資家人気が期待されている。
まとめ
BitwiseとRippleの提携は、仮想通貨市場の規制が進展する中で新しい投資商品の展開を示している。このような動きは、投資家にとって新たな選択肢を提供するとともに、仮想通貨市場全体の成長にも寄与すると考えられる。
用語説明
- ETP（Exchange-Traded Product）: 株式市場で取引可能な投資商品。特定の資産（この場合はXRP）の価格に連動するよう設計されている。
- XRP: Rippleが開発した仮想通貨。主に国際送金の効率化を目的としている。
- 完全裏付け型: 商品がその資産（XRP）に対応する現物資産で100%裏付けされていることを示す。
注意書き
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