ビットコインとAIが融合する未来のイメージ
Bernsteinが予測する2025年の暗号資産業界の進化

2025年、暗号資産の「インフィニティ時代」へ——Bernsteinが10の予測を発表

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2025年、暗号資産の「インフィニティ時代」へ——Bernsteinが10の予測を発表

2025年が幕を開け、調査・証券会社であるBernsteinが「インフィニティ時代」と呼ぶ新しい暗号資産の時代について10の予測を発表した。

インフィニティ時代とは、暗号資産が進化を続け、一般的な金融システムに組み込まれる長期間を指す。この時代には、暗号資産がもはや論争の的ではなく、次世代のインテリジェントな金融システムの一部となる、と分析リーダーであるGautam Chhugani(Xアカウント)は述べた。

ビットコイン価格は2025年末までに20万ドルへ

Bernsteinは2025年末までにビットコインの価格が20万ドルに達すると予測している。この見通しの背景には、国家による暗号資産の採用拡大がある。特にドナルド・トランプ次期大統領の戦略的ビットコイン備蓄キャンペーンの影響が注目される。

ただし、国が実際にビットコインを購入する立法的優先順位になるかは不明だが、企業の財務採用が増加し、2025年には500億ドル以上の流入が予想される。これは昨年の240億ドルを大きく上回る数字だ。

具体的には、MicroStrategy(公式サイト)が引き続き需要を牽引するとされ、ビットコイン採用を進める中小規模の企業も続くだろう。

スポットビットコインETFの急成長

2025年には、米国のスポットビットコインETFが700億ドル以上の純流入を達成すると予測されている。これは2024年の350億ドルの約2倍である。この成長は、ヘッジファンドや銀行、資産管理会社の採用拡大によるものだ。

また、主要ETFの導入はビットコインとイーサリアムに集中するが、年末に向けてソラナ(Solana)のETFも登場する可能性があるとされている。

AIと暗号資産の融合

2025年にはAIと暗号資産の融合がさらに進展し、以下のようなイノベーションが期待される。

  • 分散型AIブロックチェーンの発展(計算、ストレージ、推論の分野)
  • 人間証明(Proof of Human)認証サービス
  • AI統合型暗号ウォレット
  • トークン化されたAIエージェント

この動きにより、暗号資産業界全体の発展が加速すると予想される。

ステーブルコイン市場の拡大

ステーブルコインは2025年末までに市場規模が5,000億ドルを超えると予測される。米国の規制環境の改善がこの成長を後押しすると見られており、特にB2B決済や国際送金の分野で採用が拡大するだろう。

イーサリアム:次の「機関投資家のお気に入り」

イーサリアムは、2025年に機関投資家からの支持を集めると予想されている。供給の制限、手数料支払い資産としての役割、そしてレイヤー1・レイヤー2チェーンにおける担保資産としてのユーティリティがその魅力を高める。

まとめ

2025年は、暗号資産がさらなる進化を遂げ、金融システムの重要な一部としての地位を確立する年になるだろう。特にビットコインの価格上昇、AIとの融合、そしてイーサリアムの機関投資家への訴求力の強化が注目される。

用語説明

  • インフィニティ時代: 暗号資産が金融システムに完全に組み込まれる進化の時代。
  • スポットビットコインETF: 現物ビットコインを基に運用される上場投資信託(ETF)。
  • ステーブルコイン: 米ドルやユーロなどの法定通貨に価値を連動させた暗号資産。

注意書き:仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではない。当サイトでは一切の責任を負わないため、自己責任において行ってほしい。

参考元:BloombergCoinDesk

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Posted by AKIRA YAMAMOTO