イーロン・マスクのX決済サービス開始の憶測、ドージコイン(DOGE)上昇への期待を高める
イーロン・マスクのX決済サービス開始の憶測、ドージコイン(DOGE)上昇への期待を高める
イーロン・マスク(@elonmusk)のX(旧Twitter)での決済サービス開始に関する憶測が高まっている。これにより、ドージコイン(DOGE)の価格上昇への期待も強まっている。マスク氏のミームコイン(インターネット上のジョークやミームを元に作られた仮想通貨)への関与と、ドージコインへの支持が投資家の楽観的な見方を助長している。
X決済サービス開始の憶測、仮想通貨市場に希望をもたらす
イーロン・マスク氏は、Xを「万能アプリ」へと変革する準備を進めている。『ニューヨーク・ポスト』の報道によれば、XのCEOであるリンダ・ヤッカリーノ(@lindayacc)が、2025年までに「Xマネー」と呼ばれる決済システムを導入する計画を確認した。このシステムは、仮想通貨のサポートなどの機能を統合し、中国のWeChat(中国の多機能メッセージング・決済アプリ)を模倣することを目指している。公式のXマネーアカウント(@XMoney)も設立され、すでに14万以上のフォロワーを獲得している。
一方、Xのインフルエンサーであるアレックス・フィン(@alexfinn)が、新たに公開されたプラットフォームのコードが迅速な展開を示唆していると指摘している。また、MacRumorsの寄稿者であるアーロン(@aaronp613)も、全米50州での完全な承認を得る前に、米国での「Xマネー」開始の可能性を示唆している。さらに、WallStreetBetsの創設者であるジェイミー・ロゴジンスキー(@WallStreetBets)が、マスク氏がデジタル通貨の分野で変革を準備していると述べ、「安定性のための秘密の計画」と表現している。
ドージコイン、マスク氏の支持で上昇を目指す
これらの展開により、X決済へのドージコイン統合の可能性が高まっている。多くの投資家は、Xの決済サービスでDOGEが投資オプションとして利用可能になることを期待している。人気の市場専門家であるアリ・マルティネス(@ali_charts)は、WallStreetBets創設者の投稿に対し、「ここにはドージの香りがする」とコメントし、マスク氏のトークンへの関与を強調している。
さらに、マスク氏が最近「Kekius Maximus」と名乗る暗号めいた投稿を共有し、米国でのドージコイン準備金に関する憶測を引き起こしている。また、ドナルド・トランプ大統領が新たに設立した「政府効率化局(Department of Government Efficiency、略称D.O.G.E.)」が、マスク氏とヴィベック・ラマスワミ氏(@VivekGRamaswamy)によって主導されていることも、ドージコインのティッカーシンボル(取引所で使用される略称)に似ていることから、仮想通貨市場で大きな議論を呼んでいる。
しかし、これらの進展にもかかわらず、DOGEの価格は本日約0.7%下落し、0.3833ドルとなっている。トークンは過去24時間で0.3909ドルの高値に達し、過去7日間で約20%の価格上昇を記録している。さらに、DOGEの先物未決済建玉(オープンインタレスト)は過去数日間で増加しており、投資家の仮想通貨に対する楽観的な見方が高まっていることを示している。
まとめ
イーロン・マスク氏のX決済サービス開始に関する憶測が高まる中、ドージコイン(DOGE)の価格上昇への期待も強まっている。マスク氏の仮想通貨への関与や支持が、投資家の間での楽観的な見方を助長している。しかし、現在のところDOGEの価格は若干の下落を見せており、今後の動向に注目が集まっている。
用語説明
- ミームコイン:インターネット上のジョークやミームを元に作られた仮想通貨。ドージコインはその代表例である。
- ティッカーシンボル:取引所で使用される略称。ドージコインのティッカーシンボルは「DOGE」である。
- 先物未決済建玉(オープンインタレスト):先物市場で、まだ決済されていない未決済の契約数。市場の活発さや投資家の関心を示す指標である。
注意書き:仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではない。当サイトでは一切の責任を負わないため、自己責任において行ってほしい。
参考元:coingape.com