ビットコイン、7月に“時限爆弾”か──テクニカル分析家が警鐘
2025年6月27日、暗号資産アナリストの**Dr. Cat(@DoctorCatX)は、ビットコインの週足チャートが「強気」に見える一方で、実際には“時限爆弾”**を内包している可能性があると警告した。
この分析は、**一目均衡表(Ichimoku)**に基づく複数のテクニカルシグナルによって導かれている。
拡大する雲(くも)──支えか、それとも錯覚か
Dr. Catによれば、「週足チャートの雲(Kumo)が広がっているのは、強気の勢いが蓄積されていることを示すが、同時に基準線(Kijun Sen)がフラットであることから、実際にはトレンドが動いていない状態とも言える」という。
一目均衡表における雲の拡大は、本来は価格の下落を防ぐサポートの厚さを意味する。しかし、基準線が横ばいであることは、現在の上昇が「持続性に欠ける」可能性を示唆している。
日足・2日足では警戒シグナル点灯
さらに、日足や2日足では複数の弱気シグナルが同時に観測されており、これらのテクニカル指標が交差することで、「7月中に急落の引き金が引かれるリスクが高まっている」とされる。
とくに**遅行線(Chikou Span)**がローソク足に近づいている点も不安材料の一つだ。これは相場の「勢い」が鈍化していることを示す。
まとめ
・ビットコイン週足チャートでは、雲の拡大=強気と見えるが、基準線の横ばいが警戒材料
・日足・2日足での弱気シグナルと合わせ、「7月の急落リスク=時限爆弾」が浮上
・テクニカル分析家Dr. CatがX上で注意喚起
用語説明
- 一目均衡表(Ichimoku): 日本発祥のテクニカル指標で、相場のトレンドや勢い、サポート・レジスタンスを視覚的に示す。
- Kumo(雲): 先行スパンA/Bで構成されるエリア。相場のサポート/レジスタンスの厚みを示す。
- Kijun Sen(基準線): 過去26期間の高値と安値の中間値で、相場の方向性を示す指標。
- Chikou Span(遅行線): 現在の終値を26期間前に表示するもので、勢いと過熱感を判断する。
注意書き
仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではない。当サイトでは一切の責任を負わないため、自己責任において行動すること。
参考元
9
/ 100
SEO スコア