クリスティーズは、「ZK Shark」によるユニークなアートワークをフィーチャーした初のビットコインベースのNFTオークション「Ordinal Maxi Biz（OMB）」を発表した。入札者はUSD・BTCで参加でき、1ロットの収益は慈善団体に寄付される。

オークションハウスのクリスティーズは、初のビットコインベースの非代替トークン（NFT）オークションを発表した。

「Ordinal Maxi Biz (OMB)」と名付けられた、このオークションには、アーティストの「ZK Shark」がキュレーションした4つのロットが含まれる。

最初のロットには、赤/青/緑/オレンジなど、さまざまなアイカラー（目の色）を示す、5,141個のユニークな手描きのスケッチPFP が含まれる。それぞれのアイカラー（目の色）は、ブロック78が青、ブロック9が緑など、個別のオンチェーン特性に対応している。

このオークションでは、リードアーティストのTony Tafuro氏と、開発者のNullish氏の協力により、流通している最古のビットコインサトシに刻まれたアート作品やバーキンバッグも出品される。

現在進行中の「OMBオークション」は4月16日に終了する予定で、すべてのロットは基本価格100ドルから始まり、USDとBTCでの支払いが可能。この記事の執筆時点で、最初のロットにはすでに77件の入札があり、価格は110,000ドルに達した。ただし、推定では、45万ドルから65万ドルにまで膨らむ可能性がある。

他の3つのロット価格は、10万ドルから20万ドルの間と推定されている。

「Lot 1」の販売による収益は、「シルクロード電子商取引プラットフォーム」への関与により、「二重終身刑で服役中」のロス・ウルブリヒトの釈放を擁護する非営利団体「ウルブリヒト自由基金」に寄付される。　

Lot 1 proceeds will be donated to the Ulbricht Freedom Fund

Free Ross ⏳🫡 pic.twitter.com/gosUnOZj2y

— zk-🦈 (@ZK_shark) April 9, 2024

クリスティーズ初のビットコイン・オーディナルズ・オークションを記念するものだが、有名なオークションハウスがビットコインベースのNFTオークションを発表するのはこれが初めてではない。

2023年12月、サザビーズは、Shroomtoshiによる初のビットコイン非代替トークン（NFT）オークション「BitcoinShrooms」をデビューさせ、45万ドル以上を達成。今年1月、「ネイティブデジタル」ビットコインNFTセールで100万ドル以上となった。

販売統計からも明らかなように、ビットコインNFTは、開始以来、コミュニティの大きな関心を集めてた。先月だけで、ビットコインベースのNFTの売上高は5億ドル以上も急増し、イーサリアムやソラナを上回った。