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香港ビットコインスポットETF、月間取引量で新記録達成

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2024年11月、香港証券取引所に上場されている3つのビットコインスポットETFが月間取引量で新記録を樹立した。その取引総額は1億5400万ドル(約230億8310万円、2024年12月2日時点の為替レート149.75円換算)に達した。

月間取引量、史上最高額を記録

香港証券取引所のデータによると、2024年11月における3つのビットコインスポットETFの月間取引量は約12億香港ドル(約1億5400万ドル)に到達。この記録は、香港市場が2024年5月にビットコインETFを導入して以来、最も高い水準である。

取引量を支える主力ETF

月間取引量の大半は以下の3つのETFが占めている。

  1. ChinaAMC Bitcoin ETF
    発行元:華夏基金(Huaxia Fund)
    2024年12月2日時点で、1株当たり11.89香港ドルで取引され、当日取引量は202万株に達している。
  2. Harvest Bitcoin Spot ETF
    当日取引量は16万2500株、1株当たり11.96香港ドルで取引中。
  3. Bosera Hashkey Bitcoin ETF
    発行元:博時資産管理(Bosera Asset Management)
    当日取引量は6万4680株、1株当たり74.58香港ドルで取引されている。

米国ETFとの比較

香港ビットコインETFの月間取引量は大幅に成長しているものの、米国の主要ETFとの比較では依然として取引量に大きな差がある。例えば、iShares Bitcoin Trust ETFGrayscale Bitcoin Trust ETFでは、平均取引量がそれぞれ4000万株および380万株に達している。

香港政府の取り組み

香港政府は2023年から仮想資産業界の規制強化と成長促進に注力してきた。2024年4月にはビットコインスポットETFの市場導入を承認し、同年5月にはETF取引の累積資金流出が初めて記録された。

まとめ

香港ビットコインスポットETFは導入から短期間で記録的な成長を遂げている。しかし、米国市場と比較すると課題も多く、さらなる成長には市場の成熟が必要だといえる。香港が仮想資産業界の中心地として地位を確立するための取り組みが今後の鍵を握る。

用語説明

  • ビットコインスポットETF:ビットコインの現物価格に連動するETF(上場投資信託)。投資家が現物を直接保有せずに価格の変動を取引できる。
  • ETF(Exchange-Traded Fund):証券取引所に上場している投資信託。投資家が株式のように売買できる。
  • 月間取引量:指定された期間内にETFが取引された総量。取引活発度の指標となる。

注意書き

仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではない。当サイトでは一切の責任を負いませんので、自己責任において行ってください。

参考元

crypto.news

2025-01-01ETF

Posted by AKIRA YAMAMOTO