Netflixネットフリックスが、人気ゲームプラットフォーム「Robloxロブロックス」に、メタバース「Nextworldネクストワールド」を立ち上げた。

「Nextworldネクストワールド」は2024年5月9日に公開され、インタラクティブなアクティビティや共有空間を通じて、ネットフリックスの動画を楽しめるようになっている。

このメタバースでは、ネットフリックスの番組に基づいた「ミニ・ゲーム」に参加できる。例えば、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」に触発された脱出ゲームや、「Rebel Moonレベル ムーン」に基づいた戦闘ゲームなどがある。

さらに、ネットフリックスの様々な作品の人気キャラクターも「ネクストワールド」に登場する。「ストレンジャー・シングス」のダスティンや、アニメ「ONE PIECEワンピース」のルフィ、「レベルムーン」のジミーなどがサポートしてくれる。

ユーザーは「Nextworldネクストワールド」を探索しながら、ネットフリックスの番組からインスパイアされたバーチャルアイテムやウェアラブルを集めることができる。これらのアイテムは、「Fan Podファン ポッド」でディスプレイし、公開・非公開を選択できる。

「Nextworldネクストワールド」の中心的ハブである「Streamshipストリームシップ」は、ユーザーがつながり、共有体験に参加できる空間だ。ここでは、今後リリースされるネットフリックス作品のバーチャルプレミアや視聴パーティーに参加したり、ネットフリックス公式イベント「Tudum Theaterタダム・シアター」でデイリーコンテンツを一部視聴することができる。

「ネクストワールド」の立ち上げの背景には、2022年にネットフリックスがX（ツイッター）を通じてNFTに対するユーザーの感情や意見を測定していたことがある。そして、2022年7月には、ネットフリックスはCandy Digitalキャンディ・デジタルと提携し、「ストレンジャー・シングス」のNFTをリリースした。

最近では、ネットフリックスUKが2024年3月にNFTがアート市場に与える影響を探るドキュメンタリー「NFT:WTF?」を買収した。このドキュメンタリーは、BAFTA受賞映画監督デヴィッド・シュルマンが制作し、ダミアン・ハーストなどへのインタビューを通じて、NFTがどのように芸術やエンターテイメント、生活に変革をもたらしたかを探る内容となっている。