フランスの映画監督ピエール・モレル氏が、NFTに触発された長編映画の制作を始動する。クリーンエネルギーとハイステークス・レースの領域における革新と企業との対立が描かれる。
「ザ・ガンマン」などで知られるフランス人映画監督のピエール・モレル氏が、新プロジェクトの指揮を執ることになった。Reactor Motors（リアクター・モーターズ）と題されたこの映画は、アブストラクト・エンターテインメントのマイク・バンドリーとバリー・レヴィーン、そしてセンティエント・エンターテインメントのレニー・タブが参加する。
「どんな手を使ってでもレイキウム・エンジンを手に入れようする、躍起になっているエネルギー複合企業の注目を集め、技術革新、企業間の対立、そしてハイステークス（博打）レースという、手に汗握るストーリーへとつながっていく」
2022年に登場した「Reactor Motors」NFTコレクションは、イーサリアム上でミントされた8,888台のスーパーカーで構成されている。レイキウムクリスタル、インテリアカラーデザイン、コンテナカラーデザイン、その他様々な属性を備えている。現在ベータ版のメタバース・レーシングゲーム「Reactor Raceway」でプレイすることができる。
モレル監督の次回作を前に、リアクターカーNFTの「Yシリーズ」が第2四半期に発表される予定だ。
NFTが映画に登場するのはこれが初めてではない。ケヴィン・ハート出演のNetflix映画「Lift/リフト」では、金塊だけでなく貴重なNFTを狙ったスリリングな強盗が展開されるというデジタルアートと犯罪が絡んだ物語で世論を巻き起こした。
NFTは映画のインスピレーションとしての役割を果たすだけでなく、ファンを惹きつけ、映画プロジェクトに資金を供給するための効果的なツールであることが証明されている。2022年、フォレストロード・カンパニーが独立系プロデューサーのコンテンツ収益化を支援することを目的とした2000万ドルのNFTファンドを設立したのも一つの例だ。
