PEPEが6%下落、クジラは静かに“買い集め”続行中か?
カエルをモチーフにしたミームコイン**PEPE(ティッカー:PEP)**が、24時間で約6%下落した。
この値動きは、トランプ前大統領の報復関税の期限が迫る中で、仮想通貨市場全体が地政学的・マクロ経済的な不安要素に反応したことが背景にある。
市場は過敏に反応、しかしクジラは静観か
この24時間で、PEPEは最大で16.5%の変動幅を記録した。取引量が減少する中、市場センチメントの変化が激しさを増している。
だが、**ブロックチェーン分析企業Nansen(X公式)**のデータによれば、**大口アドレス(クジラ)**はこの下落を好機と見なし、以下の行動を取っている:
- 過去1カ月でPEPE保有量を5%以上増加
- 現在、時価総額で約30億ドル(約4,355億円 ※1ドル=145.19円換算)相当のPEPEを保有
- これは、全供給量の70%以上に相当する
取引所の保有量は2年ぶりの低水準へ
同じくNansenによれば、取引所におけるPEPEの保有量は7月初旬以降、約3%減少し、247.2兆PEPEという過去2年で最低水準にまで下がっている。
この傾向は、ユーザーがPEPEを取引所から引き出し、長期保有(HODL)へ移行している兆候とも読み取れる。
テクニカル分析:抵抗線突破なら上昇トレンドへ
PEPEは直近、0.0000106ドル付近の抵抗線に挑戦したが、強い売り圧力により反落している。
今後このラインを明確に突破できれば、次の目標価格帯としては以下が考えられる:
- 0.0000112ドル付近(中期的な抵抗帯)
- 0.0000120ドル以上(2024年後半の高値)
まとめ
- PEPEは24時間で約6%下落、地政学的リスクに市場が反応
- クジラは過去1カ月で5%以上保有量を増加し、供給の7割超を保有
- 取引所でのPEPE供給量は2年ぶりの低水準へ
- テクニカル的には0.0000106ドルの突破がカギ
用語解説
- クジラ(Whale):大量の仮想通貨を保有する投資家。市場への影響力が大きい。
- HODL(ホドル):タイポに由来した「Hold(保有)」の俗語。長期保有を意味する。
- ミームコイン:ジョークやインターネット文化に基づいて作られた仮想通貨。代表例はDogecoin、Shiba Inuなど。
注意事項
ミームコインは高いボラティリティ(価格変動)を伴うため、短期的なニュースや市場心理に大きく左右されやすい。投資は慎重に判断してほしい。
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