先日、フロリダ州の連邦判事は、トランプ前大統領に関連する機密文書を巡る刑事裁判を無期限に延期した。その一方で、トランプ前大統領は、マグショット（逮捕写真）のNFTを保有する人々との夕食会を控えている。

この夕食会は「TrumpGalaDinnerトランプ・ガラ・ディナー」と呼ばれ、フロリダ州パームビーチにあるトランプ前大統領の邸宅兼会員制クラブであるMar-a-Lagoマール・ア・ラーゴで開催される。このイベントは昨年に続いて2回目で、参加者はガラディナーに出席するために世界中から飛行機で集まってくる。

昨年オーストラリアから参加した人物は、「ガラ・ディナーに参加できて本当に良かった。トランプ前大統領と直接話を聞けたことは忘れられない。一生に一度の経験だったので、いつか子供たちにも伝えたい」と述べている。

昨年12月のガラ・ディナーは、「47枚のデジタルカードNFTを購入した人限定」で行われた。これらのカードはそれぞれ99ドル、合計で4,653ドルであった。

トランプ前大統領の「NFTコレクションシリーズ3」は以前のリリースとは異なり、2024年8月24日にジョージア州フルトン郡で逮捕された際に着用していたスーツの一部をデザインに取り入れた物理的なカードを購入者に提供した。

最初のトレーディングカードコレクションは2022年12月に発売され、宇宙飛行士、ゴルファー、投資家、カウボーイ、スーパーマンといった様々な役柄のトランプ氏が登場した。

この初期コレクションは、トランプ前大統領が「どんな状況にも見事に適応すること」を強調することを目的としているようだ。初回のリリースが成功したため、同様のコレクションが2023年4月に発売された。

分析プラットフォームのArkhamアーカムによると、2023年12月までに、トランプ氏はNFTベンチャーから得たロイヤリティを数カ月にわたって受け取り、最終的に240万ドル相当のイーサリアム（ETH）を売却したと報告されている。