Binanceが5つのアルトコインを上場廃止
世界最大の暗号資産取引所であるBinance(バイナンス)が、新たに5つのアルトコイン(Altcoin)の上場廃止を発表した。この動きは、Binanceが継続的に行っているリスト見直しプロセスの一環である。
今回上場廃止となったアルトコインは以下の通りだ。
- Gifto(GFT)
- IRISnet(IRIS)
- SelfKey(KEY)
- OAX(OAX)
- Ren(REN)
上場廃止の背景
Binanceは公式声明の中で、すべての上場資産を定期的に見直し、高い基準や業界要件を満たしているかを確認していると述べた。基準を満たさない場合や、業界環境が変化した場合には、より詳細なレビューを行い、上場廃止を検討するとしている。
声明では次のように述べている。
「最新のレビューに基づき、以下のトークンについてスポット取引ペアの全廃止を決定した。これに伴い、2024年12月10日03:00(UTC、日本時間同日12:00)をもって取引を終了する。」
具体的に廃止される取引ペアは以下の通りである。
- GFT/USDT
- IRIS/BTC
- IRIS/USDT
- KEY/USDT
- OAX/BTC
- OAX/USDT
- REN/BTC
- REN/USDT
さらに、これらのトークンの引き出しサポートは**2025年2月12日03:00(UTC、日本時間同日12:00)**で終了する。
今後の影響とユーザーへの注意点
Binanceが基準を満たさないと判断したトークンは上場廃止となるため、該当する資産を保有するユーザーは、期限内に取引や引き出しを完了する必要がある。特に取引終了日以降はマーケットでの取引が不可能となり、引き出し期限を過ぎるとアカウントから資産を移動することもできなくなる点に注意すべきである。
まとめ
Binanceは、常に厳格な基準を基にリストの見直しを行い、業界の変化に対応している。今回の上場廃止決定は、この姿勢を反映したものである。該当トークンを保有するユーザーは、早急に対応を検討すべきだ。
用語説明
- アルトコイン(Altcoin)
Bitcoin以外の暗号資産を指す言葉で、「代替コイン」という意味。 - スポット取引(Spot Trading)
実際の資産を即時に売買する取引形式。 - 上場廃止(Delisting)
暗号資産取引所が特定のコインやトークンの取引サポートを終了すること。
注意書き
仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではない。当サイトでは一切の責任を負わないため、自己責任において行うこと。