カルダノエコシステムとUSDC統合に関する議論
IOGとカルダノ財団の役割の違いが浮き彫りに

カルダノ創設者が語る:IOGのADAは「人々の資金」ではない

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カルダノ創設者が語る:IOGのADAは「人々の資金」ではない

カルダノ創設者が語る:IOGのADAは「人々の資金」ではない

カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン(Xアカウント)は、Input Output Global公式サイト(以下IOG)が保有するADA(カルダノのネイティブトークン)を、Circle社のUSDCステーブルコインをカルダノブロックチェーンに統合するための資金として提供する予定がないことを明らかにした。

ホスキンソンは、IOGがプライベートな利益をエコシステム構築の資金に使用する義務はないと説明している。

カルダノ財団との役割の違い

一方、スイスに拠点を置く非営利団体カルダノ財団(公式サイト)は、エコシステム開発のために寄付としてADAトークンを受け取っている。「財団は、そのトークンをエコシステムのために使う使命がある。それがIOGとの違いだ」とホスキンソンは述べている。

また、カルダノ財団がCircleのUSDC統合を進めるために必要な資金3百万ドル(約4.5億円)を確保する機会が過去にあったが、この時点で財団は20億ドル相当の資産を保有していたにもかかわらず、この提案を却下したと明かした。

過去の出来事に対する反論

ホスキンソンは、カルダノがステーブルコインの統合に失敗した理由を説明する最近の投稿について、元カルダノ財団職員が「歴史を書き換えようとしている」と批判している。

主要なステーブルコイン発行者であるCircleやTetherがカルダノのサポートを追加することに慎重である理由として、ホスキンソンはカルダノ上での成功した分散型アプリケーション(dApp)の不足や、十分な取引量がないことを挙げている。

USDCの現状

現在、USDCはArbitrum、Polkadot、Stellar、Hederaを含む合計16のブロックチェーンネットワークで利用可能である。

まとめ

カルダノのエコシステム開発におけるIOGとカルダノ財団の役割は明確に異なる。IOGはプライベート企業としてADAを自由に使用する権利があり、カルダノ財団はエコシステムへの貢献を目的としている。

USDCなどの主要なステーブルコイン発行者がカルダノをサポートするには、取引量の増加や成功した分散型アプリケーションの普及が鍵となるだろう。

用語説明

  • IOG(Input Output Global): カルダノの開発を主導する企業。
  • ステーブルコイン: 米ドルなどの法定通貨に価値が連動する仮想通貨。
  • dApp(分散型アプリケーション): ブロックチェーン上で動作するアプリケーション。

注意書き:仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではない。当サイトでは一切の責任を負わないため、自己責任で行うこと。

参考元:U.Today

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Posted by AKIRA YAMAMOTO