bitcointax

イーロン・マスク氏が支持する財務長官候補、ビットコインを税金支払いに活用する可能性

ポリティクスElon Musk

米国大統領選の結果により、ドナルド・トランプ次期大統領が内閣人事を進める中、実業家のイーロン・マスク(@elonmusk)が財務長官(Treasury Secretary)に関して新たな提案を発表した。

マスク氏は、**キャントール・フィッツジェラルド(Cantor Fitzgerald)のCEOであるハワード・ラトニック(Howard Lutnick)を推し、対立候補であるヘッジファンドマネージャーのスコット・ベセント(Scott Bessent)**について「従来型の候補」として批判している。


マスク氏の公開呼びかけ

マスク氏は、自身の**X(旧Twitter)**で次のように述べている。

@realDonaldTrumpが世論の声を考慮できるよう、より多くの意見が必要だ」
「従来型のビジネス手法はアメリカを破綻に導いている。だからこそ、変化が必要だ」

ラトニック氏の特徴として挙げられるのは、ビットコイン(Bitcoin)などの仮想通貨を税金の支払いに利用することに前向きな姿勢であることだ。

一方、ベセント氏は仮想通貨に懐疑的で、伝統的なビジネス志向の候補と見なされている。


仮想通貨推進派からの支持

ラトニック氏の仮想通貨支持の姿勢は、次期保健福祉長官(Secretary of Health and Human Services)として指名されているロバート・F・ケネディ・ジュニア(@RobertKennedyJr)からも支持されている。

ケネディ氏は次のように述べている。

「ビットコインは自由の通貨であり、中間層のインフレ対策である」
「ハワード・ラトニック氏ほどのビットコイン支持者はいない」


トランプ氏の内閣人事

トランプ氏は、財務長官の候補以外にも多くの高官を指名している。例えば、国務長官(Secretary of State)にはフロリダ州のマルコ・ルビオ上院議員、司法長官(Attorney General)にはマット・ゲイツ元下院議員を指名している。

また、副大統領とホワイトハウスの事務長官にはウィル・シャーフ元連邦検事を任命した。

財務長官の最終決定はまだされておらず、この役職に注目が集まっている。


まとめ

  • イーロン・マスク氏が支持するハワード・ラトニック氏は、ビットコインなどの仮想通貨を税金支払いに活用する姿勢を持つ。
  • 仮想通貨支持派のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏からも強い支持を受けている。
  • ラトニック氏と対立するスコット・ベセント氏は、従来型のビジネスを志向し、仮想通貨に否定的である。

用語解説

  • 財務長官(Treasury Secretary):アメリカの財務省を統括するトップで、経済政策や税制、金融システムの監督に携わる。
  • 仮想通貨(Cryptocurrency):デジタル技術を活用して取引を行う通貨。ビットコインが代表例で、分散型台帳技術(ブロックチェーン)を基盤にしている。
  • 税金支払いに仮想通貨を活用:仮想通貨を法定通貨として認め、税金や公共料金の支払い手段として利用する考え方。

財務長官の選択は、アメリカの経済政策と仮想通貨の未来に大きな影響を与える可能性が高い。

2025-01-01ポリティクスElon Musk

Posted by AKIRA YAMAMOTO