Chrisrie’sクリスティーズは最近、ビットコインをベースとしたNFTオークション「Ordinal Maxi Bizオーディナル マクシ ビズ（OMB）」を開催し、総額730,800ドルを売り上げた。

このオークションは4月9日から4月16日まで行われ、アーティストのトニー・タフロ氏が制作した最古のビットコイン・サトシに刻まれた作品や、開発者のヌリッシュ氏の協力によるバーキンバッグなど、ZKシャーク氏が厳選した4点のアートワークが出品された。

オークションサイトにはユニークな手描きのスケッチPFPが出品され、目の色が異なることで区別されていた。この最初のロットは44万1,000ドルで落札され、予想された45万ドルをわずかに下回った。

また、2番目、3番目、4番目のロットもそれぞれ88,200ドル、75,600ドル、126,000ドルで落札され、いずれも予想を少し下回った。

このイベントは、Web3領域におけるクリスティーズの新たな一歩となった。同オークションハウスは2022年に完全なオンチェーンNFTオークション専用プラットフォーム「Christie’s 3.0」を立ち上げ、この領域への関心を示していた。2022年末には、ダイアナ・シンクレア、マッド・ドッグ・ジョーンズ、フューオシャスなどのアーティストから、87のNFTロットを総額590万ドルで販売したと報告している。

OMBのオークションは、ビットコインベースのNFTオークションの一連の成功に続くものである。昨年12月に開催されたサザビーズの「BitcoinShroomsビットコイン ショールーム」NFTオークションは、予想を上回る45万850ドルを集め、個々のNFTは予想価格の5～8倍で落札された。さらに、今年1月にはサザビーズがさまざまなアーティストによるアートワークを特集した「Natively Digitalネイティブリー デジタル」ビットコインNFTセールを開催し、100万ドル以上を獲得した。

2023年1月の開始以来、ビットコインNFTは、間近に迫る半減期やビットコインの価値上昇といったイベントに後押しされ、大きな注目を集めている。ビットコインNFTの売上高は2023年に8億8100万ドルを超え、今年3月には売上高が5億ドルを超え、イーサリアムやソラナを上回った。