Grayscale、新投資信託を発表──Space and Time(SXT)トークンに焦点

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暗号資産(デジタル資産)投資で知られるGrayscale(グレースケール)Xアカウント)は、新たな投資信託「Grayscale Space and Time Trust」の立ち上げを発表した。

この信託は、Space and TimeブロックチェーンプロトコルのネイティブトークンであるSXTを中心に構成されており、個人および機関の適格投資家が日次で申込可能となっている。

Grayscaleの製品・調査部門責任者である**Rayhaneh Sharif-Askary(レイハネ・シャリフ=アスカリ)**氏は次のように語る。

「Grayscale Space and Time Trustは、エンタープライズ(企業)向けのデータインフラとブロックチェーン技術を融合させ、Web2.0とWeb3.0を橋渡しする革新的なプロジェクトへのアクセスを提供する。」

Space and Timeとは?

このプロジェクトはMakeInfinite Labsにより開発され、Microsoft(マイクロソフト)公式サイト)の支援を受けて実装された。

Space and Timeの目標は、スマートコントラクト(契約を自動化するプログラム)、AI(人工知能)、分散型アプリケーション(dApps(ディー・アップス))向けに、リアルタイムかつ検証可能なデータ処理インフラを提供することである。

2025年5月には、誰でも利用可能なパーミッションレス(許可不要)なメインネットが公開された。これにより、従来型のデータプラットフォームのパフォーマンスを保ちながら、ブロックチェーンの透明性と分散性を活かしたシステムの構築が可能となる。

特に、**DeFi(分散型金融)**やAIの領域において重要な「データの完全性」「情報源の証明」「監査可能性」といった課題を解決することを目指している。

SXT価格が急上昇

Grayscaleによる資金提供の発表を受け、SXTトークンの価格は過去24時間で3.25%上昇し、**0.078ドル(約11.80円)**となった
(※為替レート:1ドル=151.13円、2025年6月25日現在)。

この動きは、GrayscaleがWeb3およびAIインフラへの関心を高めていることを裏付けるものだ。

まとめ

Grayscaleは、Web3やAIといった次世代技術基盤に対する強い信頼を背景に、Space and Time Trustという新たなファンドを開始した。
その中心にあるSXTトークンは、単なる仮想通貨ではなく、スマートデータの処理基盤としての可能性を秘めている。

企業や投資家にとって、今後のSXTとSpace and Timeの動向は注視すべき要素である。

用語説明

  • Web3.0:ブロックチェーンを活用した次世代インターネット。中央管理者を排除し、ユーザーが自身のデータや資産をコントロールできる。
  • dApps(ディー・アップス):分散型アプリケーション。特定の企業や中央サーバーに依存せず、ブロックチェーン上で動作する。
  • パーミッションレス(permissionless):誰でも自由に参加可能なネットワーク。事前許可が不要。
  • DeFi(ディーファイ):分散型金融。銀行などの仲介機関を介さずに金融取引が行える仕組み。

注意書き

仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではない。当サイトでは一切の責任を負わないため、自己責任において行動してほしい。

参考元

cryptonews.net
en.bitcoinsistemi.com

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Posted by AKIRA YAMAMOTO