第5回 リップルの購入方法を比較する|SBI・楽天・初心者向けの選択肢

リップル(XRP)は、日本国内でも人気の高い暗号資産であり、主要な取引所で簡単に購入できる。
一方で、取引所ごとに手数料やサービス内容が異なるため、初心者にとって「どこで買うべきか」は重要な検討ポイントである。
本稿では、日本の主要な取引所を中心にリップルの購入方法を整理し、最後に海外取引所の選択肢についても触れる。
日本国内での購入方法
SBI VCトレード
- SBIグループが運営する暗号資産取引所。
- XRPの取り扱い量が豊富で、日本円での入出金もスムーズ。
- スプレッド(実質手数料)が比較的狭く、XRP投資家に人気が高い。
(出典:SBI VCトレード公式サイト, 2025年)
vc-trade.jp
楽天ウォレット
- 楽天グループが運営する暗号資産取引サービス。
- 楽天カードや楽天銀行との連携が可能で、楽天ポイントを使って暗号資産を購入できる。
- 初心者にとって使いやすいUI(アプリ)が特徴。
(出典:楽天ウォレット公式サイト, 2025年)
wallet.rakuten.co.jp
bitbank
- 取引所形式での板取引が可能。
- XRPの流動性が高く、国内トップクラスの取引高を誇る。
- 少額から購入可能で、中級者以上の投資家にも人気。
(出典:bitbank公式サイト, 2025年)
bitbank.cc
コインチェック
- 初心者向けの代表的な取引所。
- 取扱通貨数が多く、XRPも購入できる。
- スマホアプリの操作性が優れているが、販売所形式が中心のためスプレッドがやや広め。
(出典:コインチェック公式サイト, 2025年)
coincheck.com
初心者が気をつけるべきポイント
- 販売所と取引所の違い
- 販売所:運営会社から直接購入。簡単だがスプレッドが広い。
- 取引所:ユーザー同士で売買。慣れは必要だが手数料が安い。
- 送金タグ(Destination Tag)の注意
XRPは送金時にタグの入力が必要な場合が多い。誤入力すると資産を失うリスクがある。 - 税金の扱い
日本では暗号資産の利益は「雑所得」として総合課税される。確定申告が必要になるケースがある。
(出典:国税庁『暗号資産に関する税務上の取扱い』, 2024年)
nta.go.jp
海外マーケットでの購入方法
日本国内の取引所に加え、Binance(バイナンス) や Bybit(バイビット) といった海外取引所でもXRPは人気が高い。
- 海外取引所は流動性が高く、レバレッジ取引など多様な商品を提供している。
- ただし日本在住者に対する規制があるため、利用にあたっては法的リスクや資産保護の観点から慎重であるべきだ。
(出典:Binance公式サイト, 2025年)
binance.com
NBX編集部の視点
リップルを購入する場合、日本国内では SBI VCトレードやbitbank が取引環境として安定している。
初心者は楽天ウォレットやコインチェックなど「簡単に始められるサービス」から入るのも選択肢となる。
一方で、より高い流動性を求める投資家は海外取引所を検討するが、規制リスクを十分理解して使う必要がある。
まとめ
- 日本ではSBI・楽天・bitbank・コインチェックでXRPを購入できる。
- 初心者は販売所の使いやすさ、中級者以上は取引所形式を選ぶとよい。
- 海外取引所は流動性が高いが、規制リスクに注意が必要である。
次回は、第6回「リップル裁判とSEC問題の最新ニュースを整理する」を取り上げる。