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出典:CoinMarketCap

ダイヤモンドハンドのクジラが11,639 ETH(約46.37百万ドル)をKrakenへ送金、価格調整の兆候か?

ゲーム$ETH

暗号資産(仮想通貨)Ethereum(イーサリアム)が注目を集める中、12月9日に「ダイヤモンドハンド」と呼ばれる大口投資家が、11,639 ETHをKrakenに送金した。

この金額は現在の市場価格で約46.37百万ドル(約70億円、1ドル=151.13円換算、2024年12月10日時点)に相当する。この動きは、Ethereum市場における利益確定の取引の増加を反映している。

ダイヤモンドハンドとは?

「ダイヤモンドハンド(Diamond-hand)」は、価格変動にも動じず、長期間にわたって暗号資産を保有する投資家を指す。これらの投資家は、自らの保有する資産の将来性を強く信じており、市場の短期的な変動では売却しない特徴を持つ。

今回のクジラ(Whale)と呼ばれる大口保有者は、過去にも96,639 ETHをCoinbase(公式サイト)から引き出し、2024年3月から12月の間にKraken(公式サイト)に送金していた。

この際、Ethereumの価格は1,580ドル(約238,782円)から3,080ドル(約465,480円)に上昇しており、約2年3ヶ月で約95%の利益(約145百万ドル、約219億円)を上げたと推定される。

大口保有者の行動が市場に与える影響

Ethereumの大口投資家が保有資産を取引所に送金する動きは、市場に短期的な調整(価格下落)の兆候をもたらす可能性がある。オンチェーンデータによると、最近のEther(ETH)の主要な価格上昇に伴い、取引所への送金が増加している。この動きは「利益確定」の兆候とされ、価格の一時的な下落につながる場合がある。

ETHの取引量と価格動向

Ethereumの大規模な取引量は増加傾向にあり、週間取引量は17.15億ドル(約2兆591億円)に達した後、現在は7億ドル(約1兆円)に落ち着いている。この増加は、クジラによる活発な取引活動が主な要因とされている。

ETHは過去30日間で35%の上昇を記録し、現在は3,940.18ドル(約595,404円)で取引されている。しかし、価格が4,000ドル(約604,520円)を超えた後、売り圧力が高まり、価格調整が発生する可能性が示唆されている。

短期的な価格調整の可能性

現在のオンチェーンデータによれば、ETHの「取引所純流入(Exchange Netflow)」が正の値を示している。これは、投資家が取引所にETHを送金する純数が増加していることを意味する。この傾向は、利益確定を目的とした売却活動の増加を示唆している。

ETHは、3,922ドル(約592,815円)のサポートを下回っており、3,700ドル(約558,721円)を下回るとさらに下落する可能性がある。これにより、短期的な価格調整が進む可能性が高い。

まとめ

Ethereum市場では、大口投資家による送金が価格に短期的な影響を与える可能性がある。これにより、ETHの価格は一時的に調整局面に入るかもしれないが、市場参加者にとっては自然な価格動向といえるだろう。

用語説明

  • ダイヤモンドハンド(Diamond-hand)
    暗号資産を長期保有し、短期的な価格変動に動じない投資家を指す。
  • クジラ(Whale)
    暗号資産を大量に保有する投資家や団体を指す。
  • 取引所純流入(Exchange Netflow)
    投資家が取引所に送金した暗号資産の総量から、引き出した総量を差し引いたもの。

注意書き:仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではありません。当サイトでは一切の責任を負いませんので、自己責任において行ってください。

参考元

Spot On Chain
Blockchain Reporter

2025-01-01ゲーム$ETH

Posted by AKIRA YAMAMOTO