Bored Ape Yacht Clubにインスパイアされたカフェがマイアミに登場

マイアミの新しいカフェ、Bored Cuban(ボアード・キューバン)は、Bored Ape Yacht Clubからインスピレーションを得て、テーマを内装や商品に取り入れている。NFTとの融合を模索するレストランの世界的なトレンドに加わった。

ノン・ファンジブル・トークン(NFT)は世界的に大きな注目を集めており、現実世界のビジネスに浸透し、そのスタイルにまで影響を及ぼしている。

カリフォルニア州マイアミにあるキューバスタイルのベーカリー&カフェ「Bored Cuban」もそのひとつで、今年2月15日に最初の客を迎えた。人気のBored Ape Yacht Club (BAYC) NFTコレクションにインスパイアされたこの店は、Latin Cafe 2000スポットで有名なエリック・カステラノスの発案によるものだ。

BAYCの象徴的なエイプをメイン看板にあしらい、店内のあちこちに飾られたBored Cubanは、BAYC NFTが入手した、伝統的なキューバのグアヤベラのシャツを着て葉巻をふかすエイプをモチーフにしたアートワークから多大な影響を受けていいて、カフェの壁紙やカップなどのグッズにも反映されている。

メニューはサンドイッチ、ピザ、デザートといった定番のものだが、NFTの文化にちなんだもので、デジタル化が進む中で一線を画している。

NFTと食事体験の接点を探るのは、Bored Cubanだけではない。 2022年、フロリダ州パームビーチの日本食レストラン「ビニールフィッシュクラブ」では、NFTをベースにした会員制プログラムを展開し、会員限定の特典を提供している。

同じく2022年、スヌープ・ドッグとフードファイターズ・ユニバースは、ロサンゼルスにNFTをテーマにしたデザートスポットの計画を発表し、起業家のゲイリー・ヴェイナチャックはニューヨークでフライフィッシュクラブ(FFC)を立ち上げる意向を示した。

アートのミューズ(インスピレーションの源)として機能する場合でも、コミュニティを育成してロイヤル顧客に報酬を与える場合でも、NFTは影響を行使し続けている。

2023年は2021年と2022年の爆発的な成長には及ばないかもしれないが、予測は依然として楽観的である。Statistaによると、世界のNFT市場は2024年から2028年にかけて9.10%拡大し、2028年には34億ドルの市場規模になると予測されている。

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