Solana(ソラナ)の現物ETFがSECに申請──ウォール街で次なる暗号資産ブームか
米資産運用会社**Invesco Capital Management LLC(インベスコ・キャピタル・マネジメント)**は、**Solana(ソラナ/SOL〈エス・オー・エル〉)の現物ETF(上場投資信託)**を米証券取引委員会(SEC)に正式申請した。
ETF名はInvesco Galaxy Solana ETFであり、Cboe BZX取引所に上場予定とされている。
Solanaの価格を追跡する「ルッカ指数」を使用
このETFは、**Lukka Prime Solana Reference Rate(ルッカ・プライム・ソラナ基準レート)をベンチマークに、Solanaの現物価格(スポット価格)**と連動する形で設計されている。
これにより、投資家は実際にSolanaを保有せずとも、その価格変動に連動したリターンを得ることが可能になる。
ETF承認の流れは加速──SOL、XRP、LTCに高確率
ブルームバーグのシニアETFアナリスト**Eric Balchunas(エリック・バルチュナス)氏(X)とJames Seyffart(ジェームズ・セイファート)**氏(X)は、次のような予測を発表している:
- SOL(ソラナ)
- XRP(リップル)
- LTC(ライトコイン)
これらの現物ETFが2025年末までに95%の確率で承認されるという。
また、以下のアルトコインETFも90%の確率で年内承認が見込まれる:
- Dogecoin(ドージコイン)
- Cardano(カルダノ)
- Polkadot(ポルカドット)
- Hedera(ヘデラ)
- Avalanche(アバランチ)
ETF市場における歴史的転換点となるか
現在、SECが承認した現物ETFは**Bitcoin(ビットコイン)とEthereum(イーサリアム)**の2種類のみである。
そのため、SolanaやXRPを含むETFの登場は、仮想通貨ETF市場の“第2フェーズ”の到来といえるだろう。
承認されれば、ウォール街を中心に暗号資産への機関投資家の資金流入がさらに拡大する可能性がある。
まとめ
Solana現物ETFのSEC申請は、暗号資産市場にとって新たな成長機会を示唆している。
今後、ビットコインやイーサリアムに続く「次世代ETF」として、SOLやXRPが機関投資家の主戦場になるかもしれない。
用語説明
- 現物ETF(Spot ETF):実際の暗号資産を保有し、その価格に連動するETF。先物ETFと異なり、より直接的な資産連動型。
- ベンチマーク:パフォーマンスの指標とする基準値。ここではSolanaの基準価格を意味する。
- ルッカ・プライム指数(Lukka Prime):暗号資産の価格情報提供会社Lukka社が発表する指標。
注意書き
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