RippleはBitcoinより古かった?──2004年に起源をもつ分散型金融の構想

ビットコイン$XRP

XRPコミュニティの著名メンバー**SMOQE(@SMQKEDQG)**は、**Ripple(リップル)がBitcoin(ビットコイン)**よりも技術的に先に構想されていた可能性を示唆する文書を公開した。

その文書は、2014年に行われた業界関係者間のメールのやりとりを含み、**テック系ジャーナリストのReutzel Bailey(ルートゼル・ベイリー)**の発言が中心となっている。

Rippleの起源は2004年

Baileyによると、Rippleの最初の構想は**2004年、Ryan Fugger(ライアン・フッガー)**によって誕生したという。

彼は当時、RipplePayというプロジェクトを立ち上げ、銀行などの中間機関を介さずに個人間で価値を送信できる仕組みの構築を目指していた。

その後、Rippleの共同創業者**Chris Larsen(クリス・ラーセン)**がプロジェクトを拡張し、主流化させたとされている。

Baileyは以下のように述べている。

「当時は暗号資産というより、“金融の仕組み”に近かったが、Bitcoinが注目を浴びる中、LarsenはRippleを“暗号資産のプラットフォーム”として打ち出すことで、関心を集めようとした。」

Bitcoinは「世界初の仮想通貨」という位置づけに変わりなし

この議論の中で、もう一人の参加者Jeffrey Cliffは、RippleがBitcoinの模倣として登場したという主張を否定している。

「Rippleの構想はBitcoin以前からあった。Rippleの方が先だ」

とはいえ、実際に通貨(XRP)が公開されたのは2012年であり、Bitcoin(BTC)は2008年に論文が発表され、2009年に稼働しているため、実用化という意味ではBitcoinが先行している。

XRP Ledgerの誕生

Rippleのプロジェクトは、2011年にJed McCaleb(ジェド・マケーレブ)、Arthur Britto(アーサー・ブリット)、そして**David Schwartz(デヴィッド・シュワルツ)**が合流し、**XRP Ledger(XRPL)**という形で再構築された。

その結果、2012年にXRPトークンがローンチされ、現在のRipple社による運用が始まった。

まとめ

Rippleのアイデアは2004年のRipplePayにさかのぼるが、仮想通貨としての機能や存在感は2012年以降に確立された。

一方で、Bitcoinは「世界初の仮想通貨」としての地位を維持しており、Rippleはあくまで「構想として古いが、実用化は後発」という位置づけになる。

用語説明

  • Ripple(リップル):高速・低コスト送金を目的とするブロックチェーンベースの金融ネットワーク。
  • XRP:Rippleネットワークで使われるトークン(暗号資産)。
  • RipplePay:銀行を介さずに資金移動できる初期構想のプロジェクト。2004年に始動。
  • XRPL(XRP Ledger):XRPトークンの取引記録を管理する分散型台帳技術。

注意書き

仮想通貨の取引はリスクが伴い、当記事は投資のアドバイスを目的としたものではない。当サイトでは一切の責任を負わないため、自己責任において行動してほしい。

参考元

cryptonews.net
coindesk.com

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Posted by AKIRA YAMAMOTO