最近、ゴッホの象徴的な作品『寝室』と『ひまわり』を模倣（レプリカ）した2つのNFTが、合計250万ドルの売上を達成した。

1つ目のNFTは、ゴッホの1889年の傑作『寝室（The Bedroom）』からインスピレーションを得ており、フランスのアルルに住んでいた時代の自室にあるベッド、椅子、寝室の家具が特徴の作品だ。

CryptoSlam（クリプトスラム）によると、販売額は約35BTC（約128万ドル）、2日前には同じNFTが約10BTCで販売されたことが明らかになった。注目すべきは、6か月前にはわずか0.0041BTC（約110ドル）で取引されていたことである。

同じ時期に、南フランス・アルルで描かれたゴッホの有名な作品である『ひまわり（Sunflowers）』からインスピレーションを得た2番目のNFTは、数時間前に36BTC（約131万ドル）で売却。（このNFTは、2日前には22BTC（約80万ドル）で落札されていた）

これは今週2番目に大きな売却だった。数日前、イーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリンをフィーチャーしたNFTアートワーク『EthBoy』がOpenSea（オープンシー）で40万ドルで転売され、記録を樹立していた。

NFT市場は、2022年や2021年の繁栄期と比較すると、2023年には苦戦したものの、最近の大規模な売上は市場回復の兆候です。月初からはNansenやCryptoSlamが報告する週間NFT売上高が2倍に増加し、NFTの価値も顕著に上昇しているという良い傾向が見られている。