メタバース:Otherside
Yuga Labs:OthersideのNFT発行に失敗?開発者はEthereumを見限るか?

BAYCやCryptoPunksなどのNFT、メタバースOthersideを手掛けるYuga Labs(ユガラボ)は数十億円以上の規模を誇る企業である。

今回、Othersideでのトラブルへのファンの不満に対する措置を実施したが、後になって取り消すという事態に見舞われた…。これが発端となり、変化へのさらなる対応が求められている。

Othersideで展開される2Dゲーム:Legends of the Maraでミッションをクリアしたプレイヤーが報酬として無料特典「Loot」を請求できると発表した。

プレイヤーはすぐにEthereumブロックチェーン上でNFTをミントし始めたが、ガス料がかなりの高額であると発覚…ユーザーからは不満の声が挙がった。そのような事態を受けて、Yugaのリーダーシップは、今週の「Loot」ミントに対する不満を和らげるため、SNSで対応を試みたのだ。

木曜日、YugaのチーフゲームオフィサーSpencer Tuckerが、「Lootのガス料に対する不満は正当化される」とX(Twitter)に投稿した。

影響を受けたユーザーには無料の『Catalyst』、別ゲーム内のオンチェーン特典を請求する資格があると述べました。しかしそれに対し、コミュニティからの反応は、おそらくYugaが期待していたものではありませんでした。

Othersideのプレイヤーたちは譲歩を非難し、構造的な問題に対処していないと主張。

数時間後、Yugaの共同創設者:Greg Solanoが、コミュニティの反発を受けたCatalystは中止になったと発表した。代わりに、OthersideのプレイヤーがLootをミントしようとして発生したすべてのガス代は、Yugaによって全額カバーされ、返金されることになったのだ。 「私たちの失敗を指摘し、我慢してくれてありがとう」とSolanoは述べた。

しかし、プレイヤーにとって、この二つ目の解決策もまた、Yugaが高額なEthereumメインネットに依存してオンチェーン取引を行うという全体的な問題に対処していないと感じられていたのである。

これら二つの決定が連続して行われたことは、Otherside全体の状態、Agoraマーケットプレイス、そしてこれらの決定を承認している人物について、もっと大きな懸念を引き起こす」と、YouTuberのJRNY CryptoはX(ツイッター)で反応を示した。

これまでのところ、Othersideは、よりコスト効率の良いEthereumレイヤー2ネットワーク、または他の代替ブロックチェーンへのオンチェーンコマースの移行を公に約束していない。ApeCoin DAOは、自身のブロックチェーンApeChainの創設を提唱し続けてきた。

「現在、Optimism、Arbitrum、Polygonを含む、幾つかのレイヤー2ネットワークからの提案を検討中で、これらを利用してApeChainを構築する予定だ」と述べた。

Yuga Labsは、ApeCoin DAOがEthereumのトラフィックとコスト問題に対処するために自身のブロックチェーンを作成することを探求すべきだと、以前に示唆したが、正式に公表してたわけではない。

しかし、時間の問題でもある。Yugaのリーダーシップが今週、公に認めたように、Ethereumメインの依存を続けることは持続可能ではないかもしれない。

Lootのミント(レイヤー1)は、アイテム対ガスの比率が悪い」と、YugaのチーフゲーミングオフィサーであるSpencer TuckerはX(Twitter)で述べた。

原文参考

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